アンケート集計


 アンケート集計や各種調査を表計算ソフト(MicroSoft社のExcelやLotus社の1-2-3など)で行って苦労された経験はありませんか?

 表計算ソフトを使用した場合はデータ入力は簡単にできますが、マクロ処理に精通していなければ、集計の手順が煩雑になり、元データそのものを操作して大切なデータを壊したり、シートが沢山できてパニックになることもあります。

 これに対して MicroSoft ACCESS などのリレーショナルデータベースシステム( RDBMS ) を使用し場合は、データ入力の仕組みを作成するまでは大変ですが、集計処理の過程で元データに一切触らないので、元データを壊すことが絶対になく、簡単に集計処理を行うことができます。

 NDBS は幼稚な仕組みではありますが、れっきとした RDBMS です。
 ワープロでアンケート記入用紙を作成できる程度の技能があれば簡単にアンケート集計ができます。


NDBSを使用したアンケート集計手順の概要
 教科書の最後のページに記載されているアンケートの集計を例に説明します。

1. アンケート用紙の作成
  ワープロやテキストエディタを使用し、回答者用にアンケート用紙を作成します。
  下記のようにできるだけ、単一か複数の選択肢を選択させる方式にします。
  回答者に安易に回答文を直接記述させる方式は、用紙作成の手間はかかりませんが後の集計が困難となります。
  質問4 全くない を選択しているのに、 質問6 に答えた場合はどうするのか、
    などのことは気にせず回答者にた対してはできるだけ単純な回答をさせます。
    こうした矛盾ある回答をされたとしても出力処理で簡単にチェックできます。

   質問 4  コンピュータの利用経験は?(一つだけ選択)
     1 全くない     2 少しだけある    3 かなりある
   質問 6 パソコンの利用頻度は次のどれに最も近いですか?
     1 年に数回   2 月に数回 3 週に数回  4 毎日少し  5 毎日1時間以上  6 その他(        )

  作成したアンケート用紙は ここをクリックして ご覧下さい。

2. 入力の仕組みを準備
  回答者一人について一つのレコードを割り当てたデータベースを設計します。
  データベースの名称、記録長、項目の割り振りをします。
  NDBS では設計した結果を スキーマファイル と名付けたファイルに保存します。
  上記 質問 4 質問 6 は下記のように記述します。

    質問 4 コンピュータ経験     , 11, 1, 10, 3, 0, 0, 0
    質問 6 パソコンの利用頻度   , 27, 1, 10, 5, 0, 0, 0
  入力の仕組みと、作成方法については こちら をご覧下さい。

3. データの入力
  NDBS No.1 レコード単位入力 のプログラムを起動して、質問に答えてデータを入力します。
  単一回答も複数回答(順位付回答を含む)も、
    選択肢をマウスで選択するだけですから、確実かつ正確に入力できます。

4. アンケート単純集計
  データの入力の画面で 《参照集計》 をクリックするだけで直ちに 単一回答と複数回答の集計を行います。
  何の手続きも必要としません。対象となるレコードは全レコードの他、任意の条件で絞り込んだレコードです。
  集計した結果は作業場所に xout.csv の名前で出力します。
  このファイルは直ちに表計算ソフトに読み込んで印刷できます。
  また NDBS No.21 CSV から html 変換 で自動的に html文書 を作成でき、 このように 見ることもできます。
  項目名など表示に必要な情報はデータベースから自動的に取り込みますから作成の手間は皆無です。

5. アンケート集計出力
  NDBS No.18 絞込・任意項目出力 のプログラムを起動して、単一回答や複数回答の集計、絞り込み集計ができます。
  上記の 質問4 全くない を選択しているのに、 質問6 に答えたような誤って回答した場合の発見は、
    次のような絞り込み処理をして行います。
      絞り込み条件式  a * b   ・・・ a b を共に満足している
      要素 a =   11,1,0,1     ・・・ 11 バイト目から 1 バイトの値が 0 以上 1 であること
      要素 b =   27,1,1,6     ・・・ 27 バイト目から 1 バイトの値が 1 以上 6 であること
    この条件で出力させ、該当レコードが存在すれば、そのレコードの回答者が誤った回答をしたということになります。
  また、 NDBS の単純統計のプログラムを起動して、単純統計処理、クロス集計、度数分布処理がきます。
    性別とコンピュータ経験についてクロス集計した結果は ここを ご覧下さい。
    縦横の項目名など表示に必要な情報はデータベースから自動的に取り込みますから作成の手間は皆無です。


NDBSを使用したリアルタイム集団アンケート集計
 NDBSのデータベースをサーバーコンピュータ上に置き、これにローカルネットワークで接続された複数のコンピュータから回答者が同時に回答して、即時に回答結果の集計を行うことができます。教科書の Stage D p109 をご覧下さい。