iPadの閲覧・活用


1. 電子ブック端末機 iPad を使用してみて
 2010年5月に発売された、Apple社の電子ブック端末機 iPad を早速使ってみました。
   使用した機種は、 WiFi+3G 16GB です。

 ・  主な利用は、ホームページの閲覧、メールの受発信、スケジュール管理、電子ブックの閲覧、音楽鑑賞などです。

 ・  ほぼパソコンの機能を持っていますが、今のところ 不正ソフトも殆ど入ってきません。
   Windows パソコンで頻繁に要求される、WindowsUpdateのような面倒な操作も多くありません。

 ・ iPad の接続のための通信料
   私の家では、従来からNTTの光ケーブルでインターネットに接続し、
     さらに無線LAN( WiFi )で各部屋のパソコンを接続しているので、
     iPad この無線LAN( WiFi )でインターネットに接続できます。
     WiFi 接続では、 iPad に関して通信料はかかりません。
   外出先で WiFi を利用できない所では、 3G (第3世代の携帯電話方式)機能に依存します。
     現在は、SoftBankの 3G を利用していますので、月額の使用料が発生します。
     従って、SoftBankの携帯が使用できにいエリヤでは接続できません。
     最近、NTTドコモの 3G を介して接続できるようになりました。

 ・ 電子ブックの閲覧 現時点で日本語の電子ブックは多くありません。

 ・ iPad の便利な機能
   指先タッチで文字を拡大したり、ページをめくったりできるので視力の衰えた高齢者にも使い安い。
   ただし、 iPad の便利な機能が使えるかどうかは使用文書に依ります。
   何も手を加えなくても、 iPad の便利な機能が使える文書は下記の通りでした。
    @ 青空文庫  A html 形式の文書  B PDF 形式の文書
   この場合、索引などの付加機能を組み込まない場合は、 Apple社 の開発キット(有償)を使用しなくても利用できます。

 ・ html形式の文書 や、 PDF形式の文書 は、その文書を公開できるWebサーバーに置くだけです
    例えば、私が秋田大学鉱業博物館の標本データベースの公開のために1995年から作成している各ページは、
    html文書 なので、何ら手を加えることなく、 iPad の便利な機能を使って見ることができます。

 ・ また、 PDF形式文書 として作成された文書では、
   パソコン(MacでもWindowsでも良い)と iPad をUSB付属ケーブルで接続し、
   iTune というソフトで PDF形式文書 iPad の本棚に取り込むことにより、
   iPad 上で、 i文庫 の電子書籍として閲覧することができます。
     ソフト iTune は無料でダウンロードできます。
   PDF形式文書 が複数ページある場合は、連結して一つの PDF形式文書 にしてから取り込みます。
   簡単に i文庫 ができます。ワープロ等で作成した文書を i文庫 の本棚に入れることができます。
   何百冊でも問題なく i文庫 の本棚に入れることができます。

 ・ 音楽やビデオは、Apple Store から購入もできますが、音楽CDやビデオをパソコンに入れている方は、
    前述の、 iTune というソフトを使用して iPad に取り込むことができます。
  iPad で音楽を聴きながら、電子ブックの閲覧、メールやホームページの閲覧ができます。

 ・ 小型軽量(幅は189.7mm、縦は242.8mm、薄さは13.4mm、3G+WiFiモデルは0.73kg)です。

 ・ パソコンとしての機能
   ワープロや表計算などのソフトも購入すれば使えるとのことですが、標準では入っていません。
   キー操作は画面にのソフトキーボードを操作することになります。
     ローマ字入力なので日本語入力に慣れている私には使いづらい。
   ワープロや表計算、プログラム開発などをされる場合はパソコンの方が便利でしょう。
    iPad 本体からプリンタに直接ケーブル接続して印刷できない、LAN経由ならば可能。

 ・ プレゼンテーション用としての機能
   iPad 本体から直接プロジェクターに接続して iPad の操作画面を表示できないのは不便です。
     専用の接続ケーブルでプロジェクターに接続し、プレゼン用に作成したコンテンツを投影することはできます。
     この場合、 iPad のアプリ 2Screens を使用して、そのタブに PDF形式 の文書や、 html文書 を入れておくことにより、
     これらをプレゼンテーションとして利用でます。
     Windows で作成した Power Point のファイルも PDF形式文書 に変換し、プレゼンに使うことができます。

2. 電子端末機 iPad の使いみち
  (a) 個人の主な使い途
   インターネット利用、電子ブックの閲覧、音楽鑑賞、メールの送受信、プレゼン、個人のスケジュル管理など   
   いつでも、どこでも利用できるためには、3G方式のサービスエリアの拡大が必要

  (b) 集団での使い途
   同時に多数のメンバーに iPad などの電子端末機を配布し、会議や授業や合同作業に活用

   会議で活用の例
   @ 事務局にWiFi機能を持たせた専用サーバーコンピュータを用意
   A 会議メンバー全員に電子端末機を持たせる
     会議メンバーが任期中であれば電子端末機の持ち出しや私的な利用を認める
   B 予め配布する会議資料はPDF形式の文書にしてサーバーに置いておく
   C 会議場にはIT能力のある速記者を配置し、リアルタイムで会議資料を訂正・追加し、
     これを即時でサーバーに送り会議メンバーに確認させる
   D 採決も電子端末機で行い、サーバーが自動集計してその結果をサーバーから発信する

   教室や講習会で活用の例
   @ 講師側の準備室にWiFi機能を持たせた専用サーバーコンピュータを用意
   A 受講者全員に電子端末機を持たせるか貸し出す
   B 予め配布する講義や講習会資料はPDF形式の文書にしてサーバーに置いておく
   C 講師側では、リアルタイムで講義や講習会資料を訂正・追加し、
     これを即時でサーバーに送り受講者に確認させる
   D 採点も電子端末機で行い、サーバーが自動集計してその結果をサーバーから発信する。

   いずれの例でも、紙の配付資料を最小限に留めることができ、ペーパーレスが期待でき、省エネにもなる。
    問題点としてはクライアントメンバー全員のIT利用教育が必要となる。