NDBS 1


NDBS No.1 レコード単位入力 c:\ndbs\ndbinpa.exe 
 主表(データベース)に1画面1レコード単位でデータを入力します。
 データ入力方法の詳細については、 NDBSのデータ入力のいろいろ を学習しておいて下さい。


NDBS01-1 プログラムの起動

データ入力を行う場合は予め作業場所を定めておき、スキーマ設計が終わっていなければなりません。
 練習用としてここでは、作業場所と対象データベースを次のよう定めて解説します。
     作業場所: D:\tuser\ndbtrain
     対象データベース: 個人住所録 D:\tuser\ndbtrain\data\adrsdata

NDBS01-1-1 プログラムをメニューから起動
 (1) 作業場所にあるメニューのショートカット NDBS1 をダブルクリックします
   ショートカット NDBS1 が存在していない場合は、 C:\ndbs\shortcut からコピーして下さい。
   このショートカットを右クリックして、作業フォルダ名が実際と一致していない場合は修正して下さい。
   この中から 01 レコード単位入力 をダブルクリックします
   なお、ショートカット NDBS1 ユーザーメニュー定義ファイル は、
     D:\tuser\ndbtrain\form の下に、 NDBS1.txt のファイル名で保存しています。

 (2) NDBS01-1図のような画面が出てきましたたら入力が可能になります

 (3) スキーマファイルを選択する画面が出てきます

 (4) 出てこない場合は一旦終了し、スキーマ設計でファイルファイルを登録して下さい

 (5) データ入力したいスキーマファイルをクリックしますと NDBS01-2図 の画面が出てきます
     ここでは、 form/adrsform をダブルクリックします。

NDBS01-1-2 プログラムの単独起動
 上述の起動方法はメニューのショートカット NDBS1 から起動しましたが、次の手順で単独で起動できます。
 この場合、特定の スキーマファイルを引数として起動 することができます。
 (1) このプログラムの保存場所と実行ファイル名を覚えておきます
     この例 c:\ndbs\ndbinpa.exe

 (2) 作業場所を覚えておきます
     この例 d:\tuser\ndbtrain

 (3) 対象主表のスキーマファイルの保存場所とファイル名を覚えておきます
     この例 d:\tuser\ndbtrain\form\adrsform.txt

 (4) 下記のプロパティでショートカットを作成します
   リンク先   c:\ndbs\ndbinpa.exe d:\tuser\ndbtrain\form\adrsform.txt
   作業フォルダ   d:\tuser\ndbtrain
   名称       適当でよい。全角文字も可 例 住所録入力

 (5) 作成したショートカットをダフルクリックすると NDBS01-2図 の画面が直ちに出てきます



NDBS01-1図 スキーマ選択画面
画像ファイル  が見つかりません




NDBS01-2 データ入力

 (1) 入力・訂正の対象となるレコード番号
  NDBS01-2図 の上部の 《全レコード数》 の下のセルにその最大レコード数が表示されます。
  NDBS01-2図 の上部の 《現レコード》 の下のセルに、この主表の最終 レコード番号が表示され、そのデータが現れます。
  そのセルをダブルクリックしますと最終レコード番号の次のレコードになります。
    画面の入力セルはすべて空白のセルとなりますので、そこにデータを入力していくことになります。
  最大レコードより少ない数字を入力して Enter しますと、その数字のレコードの内容が表示され入力・訂正の対象となります。

  《検索》 をクリックしますとキーワードて検索して目的のレコードを選択できます。

   新しいレコードを追加する場合であって、かつ、記録内容が既に記録されているレコードと殆ど同じ場合は、
     そのレコードを画面に表示してから 《現レコード》 に新たなレコード番号を入力してから、
       Enterせずに、 上書訂正した後書き込みますと、かなり手間が省けます。

  主表が存在していない場合は 《現レコード》 が自動的に 1 となります。

  《現レコード》 が最大レコード数の次の場合は、 《現レコード》 の下をダブルクリックしますと、
    次のレコード番号の空白のセルになりますので、そこに入力していきます。
  《現レコード》 が最大レコード数以下の場合に、 《現レコード》 の下をダブルクリックしますと、
    次のレコード番号の情報が表示されます。

 (2) 全角キー入力 入力方法 2
   項目名が橙色になっている項目はキーから全角文字を入力させる項目です。
   《半角/全角切り替えキー》 を操作して全角入力モードにしてから入力して下さい。
   ただし、半角文字を入力しても構いません。
   手入力した後は 必ず Enter キー を押してください。 Enter キー を押していないと、保存されません。
   記録長を超えて入力した場合は自動的に超えた部分を削除します。

 (3) 半角キー入力 入力方法 1, 3
   項目名が黄色になっている項目はキーから半角文字を入力させる項目です。
   ただし、同じ半角文字でも文字列として扱いたい場合は入力方法を 1
   数値として扱いたい場合は入力方法を 3 にして下さい。
     住所録の例では、身長と体重の項目の入力方法が 3 になっています。
   入力方法を 3 にして入力された情報は、
     下記の処理を行う際に自動的に処理候補として選ばれます。
       NDBS No.26 クロス集計出力 における値情報の候補
       NDBS No.20 基礎統計量出力 における値情報の候補
   入力方法 1 3 では入力した文字の左端から記録長だけのバイト数が記録されます。
   全角の英数字を入力した場合は、 Enter した後、自動的に半角英数字に変換されます。
   記録長を超えて入力した場合は自動的に超えた部分を削除します。

 (4) 画像ファイル名を半角で手入力 入力方法 15 または 16
   画像ファイル名は、必ず 英数半角文字 で入力してから Enter して下さい
   対応している画像ファイルの形式は、 jpg, gif, bmp のいずれかです。
     したがって、画像ファイル名の拡張子は jpg, gif, bmp のいずれかになります。
   画像ファイルを置く場所は、あらかじめスキーマ設計の際、項目名の先頭に半角で、
     作業場所を基準にしたフォルダ名を入力しておかなければなりません。
   画像ファイルがそのフォルダのところに存在している場合は、
    その画像ファイル名を入力して Enter しますと画面の右下に画像を表示します。
   画面に表示される画像の縦横比は、入力方法により異なります。
    入力方法 15: 縦長の 1 : 0.78 (パスポートサイズ 縦 45mm×横 35mmと同じ)
      したがって縦 257×横 200 ピクセル 程度のものを用意してください。
      出力の際に大きいサイズにしたい場合は大きいサイズのままでも構いませんが、
        縦横比は守ってください。縦横比が合わないと歪んだ画像が表示されます。
      スキーマ記述で、 option1 に横、 option2 に縦のピクセル数を記述している場合は、
        NDBS No.18 で出力の際 1 : 0.78 の比率と関係なく、その縦横の比率で表示できます。
      個人の顔写真などの表示に適しています。
    入力方法 16: 横長の 0.65 : 1 (フォトカードと同じ)
      したがって縦 195×横 300 ピクセル 程度のものを用意してください。
       出力の際に大きいサイズにしたい場合は大きいサイズのままでも構いませんが、
        縦横比は守ってください。縦横比が合わないと歪んだ画像が表示されます。
      スキーマ記述で、 option1 に横、 option2 に縦のピクセル数を記述している場合は、
       出力の際 0.65 : 1 の比率と関係なく、その縦横の比率で表示できます。
      集合写真やデジカメの写真の表示に適しています。

   例
    項目名の左端に、 image と入力されていて、このセルに abc.jpg と入力して Enter した場合は、
    パス名は image\abc.jpg となります。したがって、
    作業場所に image というフォルダがあって、その中に image\abc.jpg が存在していれば、
    Enter しますと画面の下にその画像を表示します。

   画像ファイル名を記述した項目名をクリックした場合はその画像が現れます。
   この入力方法で一つのスキーマに複数の画像設定ができますが画面に表示できる画像は三つだけです。
     サンプルを ご覧下さい
   三つ以上の画像は表示はされませんが、画像ファイル名は記録されています。
   画像を表示したくない場合は画像の上にマウスを当て、ダブルクリックします。

   この方法で記録された画像は次の方法で出力できます。
    @ NDBS 18 絞込・任意項目出力 《html 項目を縦》 で出力
      レコード毎に他の項目のデータとともに、画像もhtml文書として出力できます。
      画像出力の際はスキーマファイルの設定で画像の配置やサイズを変えることができます。
      画像の左、または右に、テキストを回り込み表示させることができます。
        詳しくは こちらを をご覧下さい。
    A NDBS 31 画像一覧をhtmで出力
      複数のレコードに記録されている画像のみを一覧表の形で出力します。
      詳しくは こちらを をご覧下さい。

 (5) 長文入力 入力方法 21
   入力方法が 1,2,3 の場合は最大 40 バイト分しか入力枠が表示されません。
     枠からはみ出した分も入力は可能ですが、正確に入力することは困難です。
   このような場合は入力方法を 21 にしますと、長文を入力できます。
   入力方法を 21 にした場合は項目名が赤褐色になっています。
     ここをクリックしますと大型のテキスト入力の画面が現れますので文字を入力します。
     入力できる文字は半角、全角どちらでも構いません。上左端から連続して入力していきます。
     ただし、できるだけ改行(Enter)したり、Tab などの制御文字は入力しないで下さい
     これらの入力を行いますと制御コードが記録され、あとで出力の際トラブルの原因となることがあります。
     どうしても改行したい場合は入力項目を別にするか、改行を意味する文字を入力しておけば良いでしょう。
     例えば html文書 で使われる <BR> などでも良いし、使用者が解る文字を使います。

   閲覧、入力、訂正が終わったら、
     訂正前の状態、すなわち訂正を無効にしたい場合は、 《訂正しないで戻る》 をクリックします。
     訂正を有効にしたい場合は、 《訂正して戻る》 をクリックします。
     大型入力画面が消え、 入力項目の右枠には大型入力画面の先頭部が表示されています。
     後の部分は見えませんが長文は記憶されていますので心配は要りません。

   別データベースの複数のデータを連結出力
    長文データに半角数字で別データベースの複数のレコード番号を半角カンマで区切って記述しておきますと、
    NDBS No.18 絞込・任意項目出力 で別データベースの複数レコードのデータを連結して出力できます。
      イベントデータベースの利用の際、大幅な省力化が期待できます。
    この機能を使用したい場合は予め次の準備をしておいて下さい。
     1) 別データベースの仕様をパラメータファイル form\cprpar??.txt に記述します
       ?? は、 01 から 99 までの値でファイル識別番号です。
       パラメータファイルの記述方法は、 NDBS01-3-3 他主表情報入力 を参考にして下さい。
     2) スキーマ設計の際、上記ファイル識別番号をこの項目のところの Option1 に記述しておきます。

NDBS01-2図 データ入力画面
画像ファイル  が見つかりません



 (6) 参照入力
   項目名が 空色 になっている項目は参照入力で入力されます。
   参照入力とは予め用意されている参照表から候補を選択して入力させる方法です。
   参照入力には候補を一つだけ選ぶ 単一選択 と、候補を複数選べる 複数選択 とがあります。
   いずれの場合も項目名をクリックしますと NDBS01-3図 のような参照入力画面が現れます。
   二つのレコード間の相互関係を記録する 入力方法 17 も参照入力の一種です。

  @ 単一選択   入力方法 9, 10
   参照項目が表示されますので、どれか一つをクリックして 《決定》 をクリックして下さい。
   入力方法が 9 の場合は選択された参照表のレコード番号が主表に記録されます。
   入力方法が 10 の場合は選択された参照表のコードが主表に記録されます。
   候補が多すぎて選択画面に表示しきれない場合は、
   ・ kana -> の右に 4バイト以内 で検索情報を入力し Enter します。
   ・ この情報があらかじめ参照ファイルの kana 部に記録されているものと、
     一致しますと、その参照情報のみが表示されます。
   ・ この中から選びます。画面表示は最大 16個 までですが、
       超えたレコードは右側のスクロールバーを移動して表示させることができます。
   ・ この検索機能を使用するためには、あらかじめ、
     参照ファイルの kana 部に検索情報が記録されている必要があります。
    検索情報の記録については スキーマ設計 の頁をご覧下さい。
   単一あるいは複数の参照入力されたセルは Enter する必要はありません。
   入力画面のデータ部のデータを手入力して 《Enter》 しても構いませんが、
     この操作はこの入力方法の仕組みを充分理解してから行って下さい。

  A 複数選択   入力方法 19
   参照項目が表示されますので、 該当するものをすべてチェックして 《決定》 をクリックして下さい。
   選択しない場合でも必ず 《決定》) をクリックして下さい。
   クリックしたチェックボックスの順番に対応して、次の値が返されます。
     チェックされたところは半角の 1
     チェックされなかったところは半角 1バイトのスペース

   図の例では15個の選択肢がありますから、
     15バイトの文字列 [ 1  111   ] が返されます。
     当然主表の方には15バイト長の記録域を用意しておかなければなりません。
     なお、選択肢数の最大値は 30 です。
   複数選択した選択肢は優先度を付けて値を帰すことが出来ます。
     NDBS01-3図 右下の複数選択画面の左端の枠をクリックしますと 1 が足されます。
     この値は 9 まで加算されます。さらに加算しますと 1 に戻ります。
     優先度の付いたコードが帰され主表に記録されます。
     例えば図の例で、日立、NEC、IBM、富士通の順に順位をつけた場合は、
     [ 3  214   ] が返されます。
     優先度の付いていても 《参照集計》 などの処理には影響しません。
     優先度の付いたコードを出力したい場合は、
       NDBS No.18 絞込・任意項目出力 を利用して下さい。
   単一あるいは複数の参照入力されたセルは Enter する必要はありません。
   入力画面のデータ部のデータを手入力して 《Enter》 しても構いませんが、
     この操作はこの入力方法の仕組みを充分理解してから行って下さい。

  B 二つのレコード間の相互関係を記録   入力方法 17
   入力画面の相互関係を記録させる項目名をクリック。
   ・ レコード検索の画面で相互関係先のレコードを検索します。
     レコード検索方法はこのページの NDBS01-3-1 検索機能 に述べています。
     左側画面の候補の中から対象レコードをクリックし、検索レコード確認のダイアログで、
       《OK》) をクリックします。 参照入力画面 が現れます。

   ・ 参照項目が表示されますので、どれか一つをクリックして 《決定》 をクリックして下さい。
   レコード検索で決定したレコード番号(桁数は、記録長 - 2 )と、
     選択された参照表の 2 バイトのコード(相互関係を表すコード)を連結した、
       相互関係情報 が入力画面のデータ部に入ります。
     同時に、入力画面の右に 相互関係名称 相互関係名称 が参考表示されます。
   入力画面のデータ部のデータを手入力して 《Enter》 しても構いませんが、、
     この操作はこの入力方法の仕組みを充分理解してから行って下さい。

 (7) 関数入力
   項目名が 淡赤色 になっている項目は 関数入力 で入力されます
   関数入力 については 入力方法 D 〔入力方法 12 〕関数入力 を参照して下さい。

 (8) 書き込み
   データ入力が終わりましたら主表ファイルに書き込みます。
   Microsoft Access ではデータ入力と同時に書き込みされてしまいますが、
   NDBS では 使用者が書き込み操作を行わないと書き込みされません。
     これは不用意に入力した情報を書き込まないという考え方によるものです。

   データの書き込みは画面上部の 《書込》 をクリックします。

   書き込みが終了しますと、画面上部に 書き込みました と表示されます
   画面上の入力データも書き込み後のデータに更新されますので 必ず画面を確認して下さい。
   例えば手入力した場合は Enter しないと入力以前の古いデータで更新されてしまいます。
   このような場合は再入力した後必ず Enter してから書き込んで下さい。

   書き込みしたレコードの訂正前と訂正後の、
     そのレコードの全情報がログファイルに書きだされます。
     ログファイル名は xlogdata.txt で、作業場所に保存されます。
     ログファイル名は変更できません。
     ログファイルには主表ファイル名、更新日時も記録されます。
     ログファイルは追記されていきますので、不要になったらエクスプローラで削除して下さい。  

   主(メイン)キー が設定されている項目がある場合は重複データの有無を点検します。
     主キー が設定されている項目名の左端には * が表示されています。
     主キー の設定は スキーマ設計 で行います。
     重複データの有無の点検は全レコードについて行います。
     重複データが存在した場合は書き込みを行いません。データを修正して再度書き込みして下さい。
     重複データの重複は、文字列としても、数値としも同じ場合を言います。(July 7 2009 改訂)
       たたし、数値として適用されるのは入力方法 120 で、関数番号 100 の場合(レコード番号獲得)に限ります。
       例えば、主キーを設定しているデータが次のような場合は重複になります。
         あるレコードには、" 0002 " <-- 既にこのように書かれていて、
         新規レコードでは、"   2 " <-- 関数番号 100 が設定されている項目でこのように入力して書き込みをしようとした場合
         文字列としては異なりますが、数値としてはともに同じ値である 2 となり重複します。  

   スキーマ設計の際、バックアップファイル名にバックアップファイルを指定してある場合は、
     そのファイルにも同時に書き込みます。
     バックアップファイル名が x となっている場合は、バックアップファイルへの書き込みはしません。

 (9) バックアップファイルの作成方法
   バックアップファイルを保存しておく場所を定めておき、
     エクスプローラで主表ファイルをコピーしてバックアップ先に貼り付けます。
   スキーマ設計の際、バックアップファイル名にバックアップファイルのパス名を書いておきます。
     あとは主表書き込みと同時にバックアップファイルにも書き込みされます。 


NDBS01-3 NDBS 1 主表入力 のその他の機能

NDBS01-3-1 検索機能
3項目以内の項目についてそれぞれキーワードを入力し、主表内を検索して入力候補のレコードを探すことができます。


NDBS01-3-2 参照集計
参照入力されたデータを即時に集計し、その結果を作業場所のファイル xout.csv に出力します。


NDBS01-3-3 他主表情報入力
主表の中に他の主表の情報を取り込むことができます。


NDBS01-3-4 その他
 (1) 印刷
  《印刷》 をクリックしますと入力画面をプリンタで印刷できます。

 (2) 入力禁止
   入力禁止 については 入力方法 データの非表示と入力禁止 を参照して下さい。


NDBS01-3図 参照入力画面
画像ファイル  が見つかりません